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動物園の水と愉快な仲間たち(G)|エステムのシゴト|採用サイト

動物園の水と愉快な仲間たち(G)

動物園の水と
愉快な仲間たち(G)

works こんな現場にエステムの水処理技術!

冬はおすすめ、マンホール半身浴

寒いな〜ああ、寒い。冬の外作業って本当に凍えるんですよ。作業道具をもつ手もかじかんで、冷たい風が身に染みる。だけどね、みなさんいいこと教えてあげましょうか。マンホールの中って、実はあったかいの。中に入ると泥っどろになるけど、あったかいから休憩時間も体半分くらいは入っていたいくらい。(エステムの人はこの話きいたらみんな激しく頷くはず)

なんでマンホールのなかに入るかというと、排水処理にトラブルがある場合、その原因をつかむためにはマンホールのなかを目で確認しなきゃならない。工事をする必要が出てきた場合も、水を抜いて、設計図面だけでは見えてこない構造を把握する必要がある。暑い日も寒い日も、エステムの人たちは暗く生暖かいマンホールのなかを冒険者のごとく潜っていくのです(って、そんなカッコイイもんじゃないですけどね)。

動物園での挑戦と、小豆の秘密

私が入社2年目で担当になったのは動物園。その動物園は、動物の糞尿や食べ残しが入った汚水を処理して、汚泥をコンポスト堆肥として隣の植物園で利用するという循環型の設備でした。30年も使っている設備で、エステムは改修工事を受注。私は1000万円ほどの工事を任せてもらいました。今思えば、2年目だからこそ後先考えず「やります!」と手を挙げられたのかもしれません。仕様書や審査書類の作成、工事の手配なにもかも初めてで、見様見真似で突き進みました。「なんかあったら俺に言うんだぞ。失敗しても、ケツは拭いてやるから」。そんな熱い上司のサポートがあったからこそ、やり切れた仕事です。

でね、マンホールの話に戻ります。ある時、改修工事のためにマンホールをチェックしていると、地下の壁に小豆のようなツブツブがたくさんついていたんです。地上に上がって、私、所長に叫んだんです「マンホールのなかに小豆がたくさんあります〜」って。そしたら所長がすかさず、「お前それはゴキブリの卵だ、食うなよ」って冷静に教えてくれました。人生ではじめて彼奴ら(G)の卵を見た日。とても勉強になりました。あったかいところに居たいと思うのは人間だけじゃないんですね。え? 反応が落ち着きすぎてるって? まあ、そうかもしれません。Gはね、出会っちゃいますから、ワッハッハ。いちいちビビっていたら仕事になりません。ポケットから出てきたときは、さすがに面食らいましたけど。

しんどいな、って思うことは、そりゃもちろんあります。だけど、それを超えるやりがいがあります。技術を学び、実践し、うまくいって、仲間やお客様と喜び合える達成感。だから動物の糞もGも小豆も、まぁいいかって思えるのです。

語り手の紹介

清水はるか

総務部 

学生時代は自然環境学を専攻し、虫網を持って虫を追いかけるような研究をしていた。動物の餌の食べ残しとして排水に流されてきたドジョウを飼い、「こういう小さな幸せがあるから辞められないの」と呟く、常人では考えられない強いハートをもつ。入社4年目までは現場で働き、結婚・出産・2回の育休を経て現在は事務職に従事。現場も好きだが、今は経理や法律など新しい分野に楽しみを覚えている。

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