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ニューノーマル「災害時の下水処理」への挑戦。|エステムのシゴト|採用サイト

ニューノーマル「災害時の下水処理」への挑戦。

ニューノーマル「災害時の下水処理」への挑戦。

works こんな現場にエステムの水処理技術!

怖いもの知らず、な自分に感謝

入社して初めて配属されたのは、とある市の下水処理場。30名ほどの先輩方に囲まれながら、水質点検や機械整備など、維持管理業務のイロハを教えてもらいました。約3年間その場所で過ごし、そろそろ新しいことにチャレンジしたい、と思っていた頃でした。社内に人員を募る「ジョブポスティング制度(人材が必要なポストを社内の応募者から採用する制度)」のアナウンスがかかったのです。異動先は水処理技術課。名前は聞いたことがある。うん、大丈夫だろう。本当ににそんな勢いで、異動希望に手を挙げました。

もしかしたら私、スゴイところに来てしまったかも……その予感は的中。「急な処理不全」「原因はわからずじまい」といったトラブルが流れ着く先、それが水処理技術課だったのです。別名、エステムの駆け込み寺。「お手上げ案件」に挑むのは、社内きっての精鋭部隊・経験に経験を重ねてきた3名のベテラン上司たちです。私の仕事は現場の採水や事務的な手続きなど。日々上司の近くで学ばせてもらっていますが、知らない単語に知らない分析はまだまだあるんだなぁと痛感するばかり。何しろエステム中の問題が集結するところですから、1日過ごすだけでも疑問がザクザク湧いてきます。水処理技術課たるものこれじゃいかん! と本をめくり、ネットを漁り、先輩をとっ捕まえて教えを請い…知識を蓄えることで今は精一杯ですが、確実に自分の世界が広がっていますね。それに「また来た、やっかいなやつ!」「うわ~」なんて言いながらも楽しそうな上司の姿を見ていると、なんだかこれからの自分も楽しみに思えるのです。

いつか起こる、その日のために

水処理技術課では、エステムを代表してとあるプロジェクトを推進しています。民間企業や市、大学など6つの団体で国土交通省に提案した「B-DASHプロジェクト(下水道革新的技術実証事業)」です。目的は災害など非常事態下でもインフラを稼働させること。既存の下水処理施設が機能しなくなった場合を想定し「すぐに建設・解体ができるコンパクト下水処理施設」の実用化に向けて動いています。今は、どれぐらいの水がどの程度まで綺麗になるかを仮設プラントで実験中。データが集まったら、全国的な展開を見据えた設計ガイドラインも作成していく予定です。
私は仮設プラントの現場管理のほか、会議の案内や進行も行っています。災害時に真っ先に必要とされるものはやっぱり水なんだ。このプロジェクトで改めて実感しました。綺麗な水は、いまや生活にあって当たり前。でも、そうなるまでにたくさんの人の汗と苦労があったはずです。災害時の水の使用が当たり前になるように、私もたくさんの汗をかいていくつもりです。

通常業務に加えB-DASHも稼働させるとなると、課内は結構バタバタ。「アレ何とかしないと」とか「点検表、新しいの作らないとねえ」とか、見つけた仕事は忘れないうちにテキパキ対応、が目下の目標。デキる上司がササッとこなしてしまうから、ぼーっとしてると自分の仕事がなくなるわけです。だからもう、毎日が必死。まだまだ追いつかないことばかりだけど、今の私めちゃくちゃイキイキしてる!って実感します。

語り手の紹介

鈴木文音

水処理技術課

エステムに惹かれたポイントは、事業内容はもちろん管理職に就く女性の多さ。育休・産休を経てずっと働けそうな会社だと考え、入社を決意。事前に聞いてはいたが体力的な辛さはもちろんあった。それでも続けてこられたのは、可愛がってくれた先輩のおかげ。今回のジョブポスティング制度で背中を押してくれたのも大の仲良しの先輩。迷っている本人を見兼ねて「私に任せて!」と水処理技術課に電話をかけてくれたんだとか。

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