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あの日、スイッチが入ったのかも。|エステムの人々|採用サイト

あの日、スイッチが入ったのかも。

people 水処理という仕事

3年目のトラブルに、感謝。

私は、エステムの中で異質なタイプかもしれません。「水をきれいに」とか「環境問題に関心が」という美しい動機は特にありませんでしたから。入社してからしばらくは仕事に面白さを見出すこともなく、なんとなく過ごしていました。大きな転機がやってきたのは3年目の春です。

業務中、動いているはずの送風機が止まっていることに気付いたのは良いものの、原因がさっぱりわからない。そこに颯爽と現れたのが同期の社員でした。電気系統の不調だったようですが、機械の簡単な運転調整しか経験のなかった私は何をしているのかちんぷんかんぷん。まるで部外者のように立ち尽くすだけ。かたや同期の完璧なトラブル対応っぷり。心底恥ずかしかったです。おそらくこの時、スイッチが入ったのだと思います。元々負けずぎらいな性分なので(笑)。

それからは、毎週火曜の夕方17時から先輩を掴まえて「電気のこととか機械のこと教えてください!」って懇願。週に一度の勉強会を3ヶ月は続けたでしょうか。実践でちょっとしたトラブルの改善ができるようになった時「水処理って面白いな」と素直に思えました。機械と電気の知識がなければいい水は出せないってことが、身に沁みて理解できて、仕事の幅がグンと広がったような気がします。

そんな私も今では、一つの処理場のリーダー…というより、お局かな?「水処理は技術が命!ステップアップしていかなきゃ!目標持って勉強しなさい」と、後輩たちのお尻を叩く毎日です。

語り手の紹介

西山 久美子

2006年入社

モラトリアム的に進学した大学院でたまたま出会った「環境土木」という学問分野に導かれるように、縁があってエステムに。「エステムに出会っていなかったら、アルバイトの延長で歯科助手になっていたかもしれません(笑)」

IMGP2006