頼られっぱなし、もだめなんです。
水という自然に向き合う仕事だから免れないトラブルは起こるけど、防げるものは防ぎたい。そう考えて、日々の仕事に取り組んでいます。僕が担当するのは、スーパーの敷地や農地にあるマンホールの維持管理。マンホール内の浄化槽がキチンと下水を処理してくれているかをチェックしています。稼働に不備があると、異音や嫌なニオイの発生、場合によっては水が使えなくなる事態も引き起こしかねません。不自由なく水を使える状態を保てているのは、日々の地道な点検作業のタマモノ、ということです。
トイレのレバーを押せば水が流れる。それが突然、当たり前ではなくなったら? 日頃から気にかけている人は滅多にいないでしょう。ただ、お客様には快適に水を使い続けていただきたいから。「不溶性のモノは下水道管が詰まる原因です」「トラブルが起きてもすぐ対応できるよう、マンホール付近には物を置かないでください」と、日々の対策の必要性をしっかり(ときには口酸っぱく)伝えていかなければなりません。当たり前に使えているものの対策は後手後手に回ってしまいがちですよね。ええ、その気持ちわかります。「エステムさんなら何か起こっても解決してくれるでしょ」と安心しきっていただけることも、そりゃあもう嬉しいですよ。でも、お客様を巻き込んでこそ水処理のプロ。「一緒に取り組みましょうよ」とお客様の意識も育んでいくことが、これからの僕の課題ですね。
語り手の紹介
板垣 仁志
2018年入社
大学時代は塩害に強い植物について研究していた。説明会でフランクに話しかけてきた社員に緊張を解いてもらったのが、エステムとの最初の思い出だとか。現在は資格取得に向けて勉強中。現場から直帰する日は早く帰宅できるため、勉強時間もしっかり取れている。